SAP S/4HANAとSAP Business Network連携
ソリューション概要
SAP S/4HANAはSAP Business Networkのサプライヤーポータルと標準接続できます。SAP S/4HANAには接続のためのコネクタープログラムが内包されており面倒なプログラミングやEDI開発せずにSAP標準のサプライヤーポータルシステムとデータ連携可能です。サプライヤーは無料でサプライヤーポータルを利用できます。SAP標準のサプライヤーポータルをご利用頂くことで、サプライヤーが入力したデータが自動的にSAP S/4HANAへ連携されます。
SAP Business Networkで連携可能なトランザクションの例
S/4 MM 標準発注
・注文書
・注文請書（納期回答）
・出荷通知（バーコード or QRコード納品書）
・受領書（入庫伝票）
・請求書（ERS支払通知）
・支払予定、支払実績
・返品伝票
S/4 MM 分納契約（内示/JIT）
S/4 MM 受託品（預託品）発注
S/4 MM 外注発注
S/4 MM サプライヤー多段階発注
S/4 MM SMI（VMI） サプライヤー管理在庫
S/4 MRP 計画オーダー、購買依頼伝票
S/4 QM 品質情報（品質通知、品質検査）
SAP IBP フォーキャスト連携
SAP Business Network for Supply Chain
直接材購買のサプライヤーポータル機能
概要ご紹介動画（説明付き動画）
SAP Business Network for Supply Chain
直接材購買のサプライヤーポータル機能
概要ご紹介動画（ショート版）
ソリューションデモ
標準発注連携シナリオ
Standard PO Scenario
S/4HANAで作成した注文伝票をSAP Business Networkへ送信し、サプライヤーがSAP Business Networkの自社ページにログインし参照できます。サプライヤーはSAP Business Networkから注文書に対する様々なアクションを行えます。
この動画では以下の処理をご紹介しています。
・バイヤー企業 ：S/4HANAでの注文書登録
・サプライヤー：SAP Business Networkでの注文請書、出荷通知登録
・バイヤー企業：S/4HANAで受信した注文請書や出荷通知の確認
・バイヤー企業：S/4HANAでの入庫（受領書）登録
・サプライヤー：SAP Business Networkで受領書の確認、請求伝票登録
・バイヤー企業：S/4HANAで受信したサプライヤー請求書の確認、請求照合（自動）
・サプライヤー：SAP Business Networkで受信した支払予定（実績）の参照
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分納契約シナリオ
Scheduling Agreement Scenario
バイヤー企業の納入手配の依頼の方法の一つとして定期的な納入を内示・JITと共にサプライヤーへ伝達するものがあります。SAP S/4HANAでは分納契約（Scheduling Agreement）を利用し定期的な納入日・時刻を登録でき、サプライヤーの利用するSAP Business Networkへ送信できます。
この動画では以下の処理をご紹介しています。
・バイヤー企業 ：S/4HANAでの分納契約の登録とリリース
・サプライヤー：SAP Business Networkにて内示の確認、
JITに対する請書と出荷通知の発行
・バイヤー企業 ：入庫によるERS処理によって支払通知を発行
・サプライヤー：支払通知（自動作成された請求伝票）の確認
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MRP連携シナリオ
Forecast Collaboration Scenario
直接材の発注時点でサプライヤー側の在庫切れなどが判明すると生産計画に大きな影響を及ぼすことがあります。バイヤー企業が生産計画を基にMRP（Material Resource Planning）を実行し直近手配の注文書や将来手配の購買依頼、計画オーダー、分納契約を作成できます。SAP Business Networkとの連携では購買依頼や計画オーダーをフォーキャスト情報としてサプライヤーに事前に提示し、サプライヤーが供給可能数量を返信できます。この連携によりサプライヤーも将来の発注予測情報を事前に入手でき、供給体制を取ることができるようになります。
この動画では以下の処理をご紹介しています。
・バイヤー企業 ：S/4HANAでのMRPの実行
・バイヤー企業：上記で作成された購買依頼、計画オーダーを
フォーキャストとしてサプライヤーへ送信（自動）
・サプライヤー：SAP Business Networkにてフォーキャスト情報を受信、
供給可能数量を返信
・バイヤー企業：SAP Business Networkバイヤー機能でサプライヤーの回答を確認
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受託品（預託品）連携シナリオ
Consignment PO Scenario
SAP S/4HANAで発注した品目をサプライヤー資産として管理し、消費（使用）したタイミングを基に費用を計上する品目を受託品（サプライヤー観点では預託品）として取扱いできます。サプライヤーがSAP Business Networkを利用しS/4HANAと連携することでオンラインで預託品の管理プロセスを処理できます。
この動画では以下の処理をご紹介しています。
・バイヤー企業 ：S/4HANAで預託品発注登録（明細カテゴリK）
・サプライヤー ：SAP Business Networkにて注文請書と出荷通知の発行
・バイヤー企業 ：S/4HANAで入庫処理とその前後での在庫状況の確認
・バイヤー企業 ：S/4HANAで預託品消費の振替転記
・バイヤー企業 ：S/4HANAで預託品の決裁登録
・サプライヤー ：SAP Business Networkにて預託品使用実績の確認
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多段階サプライヤーへの外注発注連携シナリオ（渡り外注）
Multi-Tier Supplier Subcontracting PO Scenario
SAP S/4HANA を活用した直接材の購買プロセスでは複数のサプライヤー企業を含めた構成品目の授受と外注発注を取り扱うことができます（渡り外注）。
SAP Business Network を活用することで複数のサプライヤー（N-Tier サプライヤー）へ多段階に外注発注を送りながら、サプライヤー同士での注文書の参照や出荷通知の受領、構成品目の入庫の処理をオンラインで行え、各サプライヤーの入力したデータはリアルタイムに SAP S/4HANA へ自動連携されます。
この動画では以下の処理をご紹介しています。
・バイヤー企業 ：S/4HANAで以下のサプライヤーへ注文書発行
‐原材料サプライヤー 標準発注
（加工品サプライヤーへも注文書コピー送信、発送先は加工品サプライヤー）
‐加工品サプライヤー 外注発注
（完成品サプライヤーへも注文書コピー送信、発送先は完成品サプライヤー）
‐完成品サプライヤー 外注発注
（発送先はバイヤー企業）
・原材料サプライヤー ：SAP Business Networkにて以下を実施
-注文請書と出荷通知の発行、出荷通知は加工品サプライヤーへも発行
・加工品サプライヤー ：SAP Business Networkにて以下を実施
-原材料サプライヤーからの出荷に対する入庫
-注文請書と出荷通知の発行、出荷通知は完成品サプライヤーへも発行
・加工品サプライヤー ：SAP Business Networkにて以下を実施
-加工品サプライヤーからの出荷に対する入庫
-注文請書と出荷通知の発行
-構成品目の消費報告
・バイヤー企業 ：各処理の時点での在庫状況、構成品目消費状況の確認
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サプライヤー管理在庫連携シナリオ
Vendor/Supplier Managed Inventory(VMI/SMI) Scenario
SAP S/4HANAで分納契約を事前登録しサプライヤーに在庫状況と共に開示できます。サプライヤーが自社に割り当てられた品目の在庫数量をモニタリングでき、在庫数量の使用傾向を基に在庫補充の計画を立てバイヤー企業に連携できます。バイヤー企業はS/4HANAの分納契約の納入日程としてサプライヤーの在庫補充計画を受信し承認することでサプライヤー企業へ補充を依頼できます。
この動画では以下の処理をご紹介しています。
・バイヤー企業 ：S/4HANAで分納契約登録
・サプライヤー ：SAP Business Networkにて開示された在庫状況を監視
在庫不足の予測を確認し補充数量を入力
・バイヤー企業 ：S/4HANAで分納契約（納入日程）の更新を受け、リリース
・サプライヤー ：SAP Business Networkにて分納契約に対して出荷通知発行
・バイヤー企業 ：S/4HANAで入庫
・サプライヤー ：SAP Business Networkにて在庫水準への納入数量反映を確認
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品質通知連携シナリオ
Quality Notification Scenario